Diary

更新履歴・日々のこと

2023年の投稿17件]

2023年12月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

【京都 刀剣&御朱印巡り[2023.11月30日〜2023.12月2日]】

はじめに!

この記事は自分用の備忘録です。

 ・一日ごとの簡単な行程
 ・訪れた場所と目的

のみ載せています。

刀剣鑑賞と寺社巡り(御朱印含む)を目的とした、二泊三日の京都旅です。


<1日目>

●行程

京都駅 → (昼食) → 貴船神社 → 大覚寺 → (夕食) → ホテル

●場所と目的

・貴船神社(参拝と御朱印、秋限定の紅葉のお守り)
・大覚寺(紅葉のライトアップイベント)

<2日目>

●行程

ホテル → 藤森神社 → 剣神社 → 豊国神社 → 八坂神社 → 鍛冶神社 → 粟田神社 → (昼食) → 建勲神社 → 東映太泰映画村 → 二条城 → (夕食) → ホテル

●場所と目的

・藤森神社(参拝と御朱印、宝物殿)
・剣神社(参拝と御朱印)
・豊国神社(参拝と御朱印、宝物館)
・八坂神社(参拝と御朱印)
・鍛冶神社(参拝と御朱印)
・粟田神社(参拝と御朱印)
・建勲神社(参拝と御朱印)
・東映太泰映画村(時代劇のセット)
・二条城(紅葉のライトアップイベント)

<3日目>

●行程

ホテル → 北野天満宮 → (昼食) → よしもと祇園花月 → 京都駅

●場所と目的

・北野天満宮(参拝と御朱印、芸道上達のお守り、宝物殿、もみじ苑)
・よしもと祇園花月(漫才、新喜劇)

とてもハードな行程でした!

久しぶりに遠出ができて、良い気分転換になりました。
満足、満足。

日記

2023年11月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

【お気に入りの本(ライトノベル編)】

お気に入りの本を紹介する、こちらの企画。
最終回は、ライトノベル編です。

<『外法師 鵺の夜』毛利志生子 >

【あらすじ】
時は平安。

嵯峨野の山中に住む「水守」の少女玉穂は、火事で父を亡くしたショックで、十歳のまま成長が止まってしまった。父の跡を継いで聖なる井戸を守り、呪術の依頼を受ける暮らしをしている。

あるとき玉穂は、都の陰陽師、賀茂道平の訪問を受けた。懐妊中の中宮、妍子が何者かに呪詛されているのだが、実は道平は呪術が使えないのだという。玉穂はさっそく宮中に入り込むが……。

外法師 鵺の夜|集英社Webマガジンコバルト
https://cobalt.shueisha.co.jp/read/mouri...

私が初めて購入したライトノベルです。

鮮やかな色彩と、和風な表紙に惹かれて手に取りました。
内容も文章も、非常に私好みの作品です。

まず、時代考証を丁寧にされていると感じました。平安時代に実在した人物が登場します。
そこに呪術という不可思議な要素が入り込むと、一気に物語の世界へ。

玉穂自身も格好良いのですが、当時の私が一番気に入っていたのは別の人物でした。
玉穂の側にはいつも綺童丸という大男がいて、彼は陰になり日向になり彼女を守ってくれます。この二人の甘すぎない関係が良かったのです。

今思うと、この二人が私の「青年と少女のコンビが好き」の原点のように思います。

<『キノの旅 the Beautiful World』時雨沢恵一 >

【あらすじ】
「キノはどうして旅を続けているの?」 「ボクはね、たまに自分がどうしようもない、愚かで矮小な奴ではないか? ものすごく汚い人間ではないか? なぜだかよく分からないけど、そう感じる時があるんだ……でもそんな時は必ず、それ以外のもの、例えば世界とか、他の人間の生き方とかが、全て美しく、素敵なものの様に感じるんだ。とても、愛しく思えるんだよ……。ボクは、それらをもっともっと知りたくて、そのために旅をしている様な気がする」

―――

短編連作の形で綴られる人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話。今までにない新感覚ノベルが登場!

キノの旅 the Beautiful World | 書籍情報 | 電撃文庫・電撃の新文芸公式サイト
https://dengekibunko.jp/product/kino/312...

「世界は美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい」
というフレーズで有名な作品。

2020年に、20周年を迎えた名作です。

短編連作の形で綴られており、キノたちは毎話違う国を訪ねます。

国ごとに独自の制度や技術、風習が描かれ、寓話の要素を持っています。

キノは教訓めいた言葉を発することも、感情露わに正義を振りかざすこともありません。
淡々と世界を見つめる彼女の在り方が、とても好ましいと感じます。

私が一番好きなライトノベルです。

【以下、余談】

拙作『黄泉路の旋律』は、こちらの作品を意識して書きました。内容は全く異なりますが、

 ①連作短編である。
 ②教訓や風刺の要素が入っている。
 ③毎回違う脇役(ゲスト)が登場する。
 ④主役の話し方が淡々としている。

などが、影響を受けている点として挙げられます。

自己紹介を兼ねた記事は、一旦ここで終わりです。
……自己紹介になったんですかね?(今更)

この記事をまとめているうちに、自分の「好き」の原点を思い出しました。
昔の読書経験が今の「好き」に繋がっていたんですね。

思い出す機会をくださった皆様に感謝です。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

日記

2023年10月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

【お気に入りの本(一般文芸編)】

前回に引き続き、私のお気に入りの本を紹介します。
第2回は、一般文芸編です。

<『舟を編む』三浦しをん >

【あらすじ】
玄武書房に勤める馬締光也。
営業部では変人として持て余されていたが、人とは違う視点で言葉を捉える馬締は、辞書編集部に迎えられる。

新しい辞書『大渡海』を編む仲間として。

定年間近のベテラン編集者、日本語研究に人生を捧げる老学者、
徐々に辞書に愛情を持ち始めるチャラ男、そして出会った運命の女性。

個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。
言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく――。

しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか――。

舟を編む 三浦しをん | フィクション、文芸 | 光文社
https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn...

「おすすめのお仕事小説はありますか?」と質問されたら、一番に挙げるのがこの作品です。

もう、とにかく辞書に対する熱量が凄まじい。
いろいろな専門知識が出てくるのですが、そこは著者の腕の見せ所。わかりやすく表現してくれています。

主人公の真面目さが伝わり、かつ硬すぎないという絶妙なバランスの文章。ただただ敬服するばかりです。

好きすぎて、単行本でも文庫本でも読みました(文庫本では、馬締の恋文が読めるんですよ)。

以下、再読した際の感想メモです。そのまま掲載しますね。

辞書編纂に携わる人々の物語。

初めて読んだ時は、紙をめくるうちに指紋がすり減るという描写に驚きました。
当時の自分にはそこまで打ち込めるものがありませんでしたから、驚きも一入でした。

人間関係に対し不器用な馬締や打ち込めるものがなく才能がある人を羨んでしまう西岡に共感します。
悩みながらも自分が出来ることに懸命に取り組む、言葉と真摯に向き合う姿に以前の感動を思い出しました。

何度読んでも元気をもらえます。

<『図書館戦争』有川浩 >

【あらすじ】
2019年(正化31年)。

公序良俗を乱す表現を取り締まる『メディア良化法』が成立して30年。

高校時代に出会った、図書隊員を名乗る”王子様”の姿を追い求め、行き過ぎた検閲から良書を守るための組織・図書隊に入隊した一人の女の子がいた。
名は笠原郁。不器用ながらも、愚直に頑張るその情熱が認められ、エリート部隊・図書特殊部隊に配属されることになったが……!?

様々な困難と出来事、そして、本を狩る組織・メディア良化委員会にひたむきに立ち向かう、郁を始めとする図書隊の面々。
そう、すべては本と自由を守るため……。

『図書館戦争』KADOKAWA総合サイト
https://promo.kadokawa.co.jp/toshokan-se...

「図書館戦争」シリーズの第1作目。
このシリーズを書き始めたとき、実際に存在する「図書館の自由に関する宣言」から発想を得たそうです。目の付け所が違います……!

同著者の自衛隊三部作と同様、ミリタリーやSFの要素をふんだんに盛り込んだ内容です。
元々ライトノベルを書かれていた方だからでしょう。ミリタリーに詳しくない私でも読みやすく、自然とアクション場面も楽しめました。

恋愛小説として読むも良し。
シリアスな設定の中に、少女漫画のような描写が入ることで暗くなりすぎません。

戦闘時の格好良さと、恋愛に悩む可愛らしさ。このギャップが良いんですよね。どちらも応援したくなります。
ぜひ、シリーズを通して主人公の成長を見ていただきたいです。

ちなみに『別冊 図書館戦争Ⅰ』に関しては、砂を吐くほど甘いです(少なくとも私にとっては)。
どんとこい! という方はそのまま読み進めてください。そうでない方は少女漫画などを読み、耐性をつけてから挑戦しましょう。

<『トーキョー・プリズン』柳広司 >

【あらすじ】
元軍人のフェアフィールドは、巣鴨プリズンの囚人・貴島悟の記憶を取り戻す任務を命じられる。時を同じくして、プリズン内で殺人事件が発生。フェアフィールドは貴島の協力を得て、事件の真相を追うが……。

「トーキョー・プリズン」柳広司 [角川文庫] – KADOKAWA
https://www.kadokawa.co.jp/product/20080...

上記2作品とは雰囲気が異なるこちら。
「ジョーカー・ゲーム」シリーズで有名な著者の、もう一つの傑作と謳われている作品です。

終戦直後の日本を舞台にしたミステリー。
全体的に、硬質な文章です。こういった作風も好き。

ニュージーランド出身の私立探偵・フェアフィールドの視点で描かれており、
記憶喪失の囚人・貴島悟が犯したとされる捕虜虐殺の件を再調査しつつ、貴島の相棒役としてプリズン内の連続服毒死事件の謎を追っていきます。

物語の展開、登場人物ともに魅力的です。
特に、恐ろしいほど頭脳明晰な貴島は印象深い人物で、読了後もしばらくは彼の言動が頭から離れませんでした。
戦犯を収監した刑務所の様子や、戦争責任についても触れています。ミステリー以外の部分も読み応えがある作品です。

一般文芸に関しては、お気に入りがたくさんありすぎて選ぶのが難しかったです。
今回紹介できなかった作品は、また別の機会に。

日記

2023年9月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

2023年8月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

【お気に入りの本(児童書編)】

こんにちは、綾木です。

作品執筆中は、こちらのDiaryを更新していくことにしました。
今のところ、以下のような内容を考えています。

 ・作品の進捗
 ・読んだ本
 ・その他の趣味
 ・日常のあれこれ
 ・サイト関連

媒体ごとに適した書き方があると思うので、その辺りについてもここでまとめながら少しずつ学んでいきたいです(日記、X〔旧Twitter〕など)。

さて、これから数回は自己紹介の意味も兼ねて、私のお気に入りの本を紹介したいと思います。

今回は、児童書編です。
悩みに悩んで3冊に絞りました。

<『竜の谷のひみつ』大庭 桂 作、カサハラテツロー 絵 >

【あらすじ】
しゅんは、いなかの竜の谷村に住んでいるいとこのあやのちゃんから、一通の手紙を受け取った。竜の谷村がダム建設でなくなるというのだ。
それを聞いて、小学校最後の夏休みを竜の谷村で過ごしに行ったしゅんだったが、そこでじいちゃんが神主をしている神社の伝説をめぐって事件が起こる。やがて明かされる意外な事実とは?!

(竜の谷のひみつ〔オンデマンド版〕| 旺文社 https://www.obunsha.co.jp/product/detail...

私はですね、少年または少女が非日常を体験する物語が好きでして(映画では細田守監督の『サマーウォーズ』など)。その原点が、こちらの作品です。

今思うと、私も毎年夏休みになると田舎のおじいちゃんのところに遊びに行ってたので、主人公の気持ちに共感しやすかったのでしょう。
小学生の頃、学校の図書室で何度も借りて読んでいました。

大人になってから、ふとまた読みたくなって自分用に購入。その時にはもう中古本しかありませんでした(使用感があるのが図書室の本と似ていて気に入っています)。

改めて読んで見ると、ストーリーのほかにも神社、伝承、竜(龍)など、今でも好きな要素がたくさん入っていました。
大人になっても好みって変わらないものですね。

<『精霊の守り人』上橋 菜穂子 >

【あらすじ】
舞台となるのは、異界と人の世界が交錯する世界 ── 。

腕ききの女用心棒・バルサはある日、川におちた新ヨゴ皇国の第二皇子・チャグムを助ける。チャグムは、その身に得体の知れない”おそろしいモノ”を宿したため、「威信に傷がつく」ことをおそれる父、帝によって暗殺されそうになっていたのだ。

チャグムの母・二ノ妃から、チャグムを守るよう依頼を受けたバルサは、幼ななじみの薬草師・タンダの元へ身を寄せる。そして、バルサとチャグムは、タンダとその師である呪術師のトロガイから驚くべきことを告げられるのだった ── チャグムに宿ったのは、異界の水の精霊の「卵」であること、孵化まで守らないと大干ばつがおこること、そして、異界の魔物がその「卵」をねらってやってくること ── 。

帝のはなつ追っ手、さらに人の世の力をこえた危険から、バルサはチャグムを守り抜けるのか?
バルサとチャグムの出会いから始まる、「守り人」シリーズの第1作。

(精霊の守り人・「守り人」シリーズ 公式サイト | 偕成社 https://www.kaiseisha.co.jp/special/mori...

こちらも小学生の頃から大好きな作品です。
この作品に関しては、当時誕生日に買ってもらっていました(感謝!)。

本編10巻・外伝3巻からなる「守り人」シリーズ。その第1作目です。
現在は単行本のほか、軽装版、文庫本が発売されています。漫画やアニメ、実写ドラマなど、様々なメディアで展開しており、その人気ぶりがうかがえます。

まず、主人公のバルサが格好良い。30代の女用心棒なんですが、子どもながらにぐっと心を鷲掴みにされました。

2016年〜2018年に放送された実写ドラマ(NHK大河ファンタジー「精霊の守り人」全22回〔NHK総合〕)では、主演のバルサ役を綾瀬はるかさんが演じられていて。

格好良いーー!

と毎回のように言っていました。放送後は、家族に感想を語りまくりました。

もちろん、ほかの登場人物たちも魅力的です。
過酷な状況の中で葛藤し、迷うこともあります。それでも力強く生きる姿に感銘を受けました。

そして、何と言っても世界観の作り込みが見事。
著者が文化人類学の専門家だからでしょう。各国の風土や文化が細部まで描かれていて、人々がそこで確かに生きているのだと感じさせてくれます。

1作目が面白いと感じたら、次はぜひ『闇の守り人』へ。成長したチャグムが見られる『虚空の旅人』もおすすめです。

<『晴れた日は図書館へいこう』緑川 聖司 >

【あらすじ】
茅野しおりの日課は、憧れのいとこ、美弥子さんが司書をしている雲峰市立図書館へ通うこと。
そこでは、日々、本にまつわるちょっと変わった事件が起きている。 六十年前に貸し出された本を返しにきた少年、次々と行方不明になる本に隠された秘密……

本と図書館を愛するすべての人に贈る、とっておきの“日常の謎”。

(晴れた日は図書館へいこう|ポプラ文庫ピュアフル|ポプラ社 https://www.poplar.co.jp/book/search/res...

図書館を利用する方なら一度は目を惹かれる題名ですよね。
こちらは大人になってから、ポプラ社の文庫本で初めて読みました。

内容は、いわゆる「日常の謎」ミステリーです。凄惨な事件とは無縁なので、ミステリーが苦手な方やお子さんでも安心して読めると思います。
舞台が図書館ということで、司書の仕事や施設の利用方法についても触れています。本の大切さを再確認できました。

終始ほのぼのとした、心温まる物語です。

まだ読んだことがないという方へ。
ゆっくり過ごしたいときに読む一冊として、ご検討してみてはいかがでしょうか。

日記

2023年7月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

【短編『黄泉路の旋律』について】

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前作がほのぼのした作品だったので、雰囲気を変えるよう意識して書きました。
ほんのりダークな作品です。

題名に「旋律」とあるからには、もう少し演奏描写を入れたかったですね。
次回以降の課題です。

パイプオルガンの構造に関しては、実際に見学する機会がありました。その分、丁寧に書けたかなと思います。

ほかにもいろいろと思いついている話があります。
いつかシリーズにしたい!

日記

【短編『鬼と千代の約束』について】

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短編『鬼と千代の約束』が完結しました。パチパチ。

当初は、カクヨム掲載済みのものに加筆・修正しようかと考えていたのですが……。結局、ほとんど手を加えていません。

と言いますのも、この作品。私にとって人生で初めて(!)自分以外の人に読んでもらった作品でして。
文章が拙いところも、内容が物足りないところも(現在もですが、特にという意味で)愛着があるのです。

なので、このかたちのまま残しておくことにしました。
初心にかえりたい時に読み返せますしね。

本当に加筆・修正したくなった時は、別の作品として書くと思います。
まだまだ書きたい番外編もありますし、パワーアップした二人が書けるよう、これからも精進してまいります。

日記

2023年6月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する