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2023年8月の投稿1件]

2023年8月12日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

【お気に入りの本(児童書編)】

こんにちは、綾木です。

作品執筆中は、こちらのDiaryを更新していくことにしました。
今のところ、以下のような内容を考えています。

 ・作品の進捗
 ・読んだ本
 ・その他の趣味
 ・日常のあれこれ
 ・サイト関連

媒体ごとに適した書き方があると思うので、その辺りについてもここでまとめながら少しずつ学んでいきたいです(日記、X〔旧Twitter〕など)。

さて、これから数回は自己紹介の意味も兼ねて、私のお気に入りの本を紹介したいと思います。

今回は、児童書編です。
悩みに悩んで3冊に絞りました。

<『竜の谷のひみつ』大庭 桂 作、カサハラテツロー 絵 >

【あらすじ】
しゅんは、いなかの竜の谷村に住んでいるいとこのあやのちゃんから、一通の手紙を受け取った。竜の谷村がダム建設でなくなるというのだ。
それを聞いて、小学校最後の夏休みを竜の谷村で過ごしに行ったしゅんだったが、そこでじいちゃんが神主をしている神社の伝説をめぐって事件が起こる。やがて明かされる意外な事実とは?!

(竜の谷のひみつ〔オンデマンド版〕| 旺文社 https://www.obunsha.co.jp/product/detail...

私はですね、少年または少女が非日常を体験する物語が好きでして(映画では細田守監督の『サマーウォーズ』など)。その原点が、こちらの作品です。

今思うと、私も毎年夏休みになると田舎のおじいちゃんのところに遊びに行ってたので、主人公の気持ちに共感しやすかったのでしょう。
小学生の頃、学校の図書室で何度も借りて読んでいました。

大人になってから、ふとまた読みたくなって自分用に購入。その時にはもう中古本しかありませんでした(使用感があるのが図書室の本と似ていて気に入っています)。

改めて読んで見ると、ストーリーのほかにも神社、伝承、竜(龍)など、今でも好きな要素がたくさん入っていました。
大人になっても好みって変わらないものですね。

<『精霊の守り人』上橋 菜穂子 >

【あらすじ】
舞台となるのは、異界と人の世界が交錯する世界 ── 。

腕ききの女用心棒・バルサはある日、川におちた新ヨゴ皇国の第二皇子・チャグムを助ける。チャグムは、その身に得体の知れない”おそろしいモノ”を宿したため、「威信に傷がつく」ことをおそれる父、帝によって暗殺されそうになっていたのだ。

チャグムの母・二ノ妃から、チャグムを守るよう依頼を受けたバルサは、幼ななじみの薬草師・タンダの元へ身を寄せる。そして、バルサとチャグムは、タンダとその師である呪術師のトロガイから驚くべきことを告げられるのだった ── チャグムに宿ったのは、異界の水の精霊の「卵」であること、孵化まで守らないと大干ばつがおこること、そして、異界の魔物がその「卵」をねらってやってくること ── 。

帝のはなつ追っ手、さらに人の世の力をこえた危険から、バルサはチャグムを守り抜けるのか?
バルサとチャグムの出会いから始まる、「守り人」シリーズの第1作。

(精霊の守り人・「守り人」シリーズ 公式サイト | 偕成社 https://www.kaiseisha.co.jp/special/mori...

こちらも小学生の頃から大好きな作品です。
この作品に関しては、当時誕生日に買ってもらっていました(感謝!)。

本編10巻・外伝3巻からなる「守り人」シリーズ。その第1作目です。
現在は単行本のほか、軽装版、文庫本が発売されています。漫画やアニメ、実写ドラマなど、様々なメディアで展開しており、その人気ぶりがうかがえます。

まず、主人公のバルサが格好良い。30代の女用心棒なんですが、子どもながらにぐっと心を鷲掴みにされました。

2016年〜2018年に放送された実写ドラマ(NHK大河ファンタジー「精霊の守り人」全22回〔NHK総合〕)では、主演のバルサ役を綾瀬はるかさんが演じられていて。

格好良いーー!

と毎回のように言っていました。放送後は、家族に感想を語りまくりました。

もちろん、ほかの登場人物たちも魅力的です。
過酷な状況の中で葛藤し、迷うこともあります。それでも力強く生きる姿に感銘を受けました。

そして、何と言っても世界観の作り込みが見事。
著者が文化人類学の専門家だからでしょう。各国の風土や文化が細部まで描かれていて、人々がそこで確かに生きているのだと感じさせてくれます。

1作目が面白いと感じたら、次はぜひ『闇の守り人』へ。成長したチャグムが見られる『虚空の旅人』もおすすめです。

<『晴れた日は図書館へいこう』緑川 聖司 >

【あらすじ】
茅野しおりの日課は、憧れのいとこ、美弥子さんが司書をしている雲峰市立図書館へ通うこと。
そこでは、日々、本にまつわるちょっと変わった事件が起きている。 六十年前に貸し出された本を返しにきた少年、次々と行方不明になる本に隠された秘密……

本と図書館を愛するすべての人に贈る、とっておきの“日常の謎”。

(晴れた日は図書館へいこう|ポプラ文庫ピュアフル|ポプラ社 https://www.poplar.co.jp/book/search/res...

図書館を利用する方なら一度は目を惹かれる題名ですよね。
こちらは大人になってから、ポプラ社の文庫本で初めて読みました。

内容は、いわゆる「日常の謎」ミステリーです。凄惨な事件とは無縁なので、ミステリーが苦手な方やお子さんでも安心して読めると思います。
舞台が図書館ということで、司書の仕事や施設の利用方法についても触れています。本の大切さを再確認できました。

終始ほのぼのとした、心温まる物語です。

まだ読んだことがないという方へ。
ゆっくり過ごしたいときに読む一冊として、ご検討してみてはいかがでしょうか。

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